名城の家
(RC造2階建て 50坪)
海岸線に近い場所なので眺望のために2階の窓は外部に向けて大きく設け、1階は対照的に道路からの目隠しがある中庭に面して開かれています。コンクリート打放しの壁は厚みがあって圧迫感もあるので、廊下の幅は壁の内内で1mと少しゆとりを持たせています。
一方で広い床面積によって建物が居住空間としての落ち着きを失わないように、一部屋ごとの面積は大きくなり過ぎないよう配慮しています。天井は標準的な高さに留めて吹き抜けの部分を際立たせることで、より開放感を感じられるように設計しました。